当社は、女性の活躍推進と子育て支援に積極的に取り組んでいます。性別に関係なく、誰もが活躍できる職場環境を整えるため、柔軟な働き方の導入やキャリア支援を行っています。また、育児と仕事を両立しやすい環境づくりにも力を入れており、産休・育休制度の充実、復職支援、短時間勤務制度などを整備しています。これにより、社員一人ひとりが安心して長く働ける職場を目指しています。
技術開発部 設計調査課 課長 岩谷陽子さんのへのインタビュー

長崎県建設産業団体連合会 「建設業」令和6年12月号 に掲載されました。
私は、建設コンサルタントで道路や公園などを設計している建設女子です。休日に家族や友達と遊ぶことを楽しみに、毎日働きがいを持って仕事に取組んでいます。
学生時代はキラキラした職業に憧れ、英語を話す空港の受付業(グランドスタッフ)として働くことが夢でした。しかし、家庭の事情で就職することになり、地元の商業高校を卒業した後になにかカタチに残る仕事がしたいなと思い現在の太洋技研株式会社に入社しました。ここで初めて土木設計の仕事を知り、先輩方に教わりながら設計の助手としてたくさんの図面を描いてきました。その後、結婚してこどもを授かりましたが、当時は産休や育休などの制度は整っておらず、子育てをしながら女性が働ける環境ではありませんでしたので一度退職し、アルバイトとして働かせてもらいました。こどもが3歳になり落ち着いてきた時に復職し、設計助手として携わるなかで自分のスキルをあげて自信をつけたいという思いから積極的に資格取得に取り組みました。
その後、2人目出産から10年以上が経ち3人目を授かりました。この3人目の妊娠では、前回の出産とは一転して女性を取り巻く環境は大きく変わり、産休育休はどの企業にも整備され、建設業界でも女性は結婚しても出産しても職場復帰ができる業界へと変化していました。このおかげで、私も退職することなく戻れる職場があるという安心感のなか、出産育児を行出産育児を行うことができました。
現在は、こどもの行事には時間有休をいただき、学校が休校になったときには在宅ワークなどを活用させてもらい、理解のある会社と仲間のおかげで、育児と仕事を両立しています。
建設コンサルタントは決して楽な仕事ではありません。豊富な専門知識を必要とし、日々勉強ばかりです。ただ、長崎を愛し「長崎をもっと素晴らしい街にしたい」そう思う人には、たまらなく楽しくやりがいのある仕事だと考えるのです。道路も公園も公共施設の利用者の半分は女性です。
これまでの建設業は、その立案から施工までのほとんどが男性に担われていました。そこに女性が参画することで、施設の機能面だけではなくデザイン性に優れたものや女性・子どもが利用するうえで、女性目線での配慮を加えることができます。
私が思う建設業の魅力
安心して暮らせると言ってもらえる
生活する人たちに心地よさと安心感を与えられる。そんな仕事に魅力を感じ続けています。
仕事そのものが社会貢献活動
街づくりに直結する仕事であること。それが社会貢献そのものだという現実。
カタチとして遺る達成感
何年何十年もそのカタチが遺る仕事。そのカタチを目にするたびに当時の記憶が甦ってきます。
便利になったと言ってもらえる
利用された方から「便利になったね」と言ってもらえると嬉しくなってしまいます。
現在の建設業は、業界全体で「働き方改革」に取組み職場環境や労働条件が大きく改善されて働
く女性をバックアップする仕組みが整っています。私たちと一緒に素晴らしい長崎のまちづくりの一
翼を担ってみませんか。